Poloniex(ポロニエックス)がKYC無しで利用可能に

大手仮想通貨取引所Poloniex(ポロニエックス)がKYC無しで匿名で大きな取引ができるようになりました。

メールアドレスとパスワードだけのログインで、「無制限の取引、無制限の入金、1日あたり10,000ドルの引き出し」ができるようになっています。

 

Poloniexと言えば、2018年に米国のSECとも繋がりのあるCircle社に400億円で買収されましたが、
2019年10月にCircle社が突然Poloniexを手放しました。

手放されてからわずか2か月後に今回の発表です。

欧州金融当局によって来年1月10日から、マネーロンダリングを防ぐための仮想通貨取引におけるKYCおよびAMLの強化(5AMLD)が施行されますが、
そのような流れの中で今回のPoloniexの決定は大丈夫なのかなと心配になります。

来年1月10日以降、事業者は仮想通貨アドレスと所有者本人の情報を紐づける必要があり、個人情報を必要に応じて金融当局に提供しなければならず、違反すれば取引所が閉鎖させられる可能性もあります。

Poloniexは表向きは米国人は利用はできないようになっていますが、実際には利用している人は相当数いると思われますので、SECから潰される可能性もあるでしょう。

 

今回のKYCに関する一連の流れは、本当かどうかわかりませんが、Poloniexに資金提供をしているTronのジャスティンサンが裏で糸を引いているというような話もあります。

KYC無しで大きな取引ができるとして、今かなり登録者数が増えているような話ですが、潰されるリスクを考えると利用しないほうがいいのかなとは個人的に思います。

 

 

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