日本人の給与アップについて

「ユニクロ、国内従業員の給与を最大40%引き上げへ」というニュースを見ました。

 

その内容によると大卒新入社員の月給は25万5千円から30万円に約18%アップ、入社1〜2年目で就任する店長の給与も約35%増えるとの事です。

これは良い傾向ですね。

 

インフレが進んでいるなかで給料が横ばいが続いている状況ではスタグフレーションに突入する可能性があります。

1990年代から2000年代の経済成長が停滞した「失われた20年 」の間、日本人の平均給与はほとんど上がっていません。

最大の理由はおそらく小泉、竹中の労働基準法の改正で間違いないでしょう。

構造改革の一環で非正規雇用を促進し中抜き業者が増えまくって、労働者の賃金が上がらないという状況が何十年と続いているわけです。

海外では派遣業は無いのか?と思う人も多いかもしれませんが、海外にも派遣業はあります。

例えばアメリカの派遣業の場合、派遣労働の給与水準と、直接雇用の給与水準は同じなんです。

企業は派遣業者に上乗せした金額を支払いし、派遣労働者は直接雇用の人と同じ金額を受け取っているわけです。

日本の派遣の中抜きは本来20万円の給料を貰えるところを14万円くらいしか渡さなかったりと、異常なんですよね、、

 

最近日本では給与の高いオーストラリアやアメリカなど外国に出稼ぎにいく日本人が増えているとよく話題になっています。

オーストラリアの製造業の工場勤務で月収が70万円、アメリカで寿司職人が年収4000万円等々。

こんなの嘘だろ、、、と思って見ている人もいるかもしれませんがこれは事実なんですよね。

 

最近私がZoom打ち合わせしたUAEの不動産会社で働いている日本人は今月収で600万~1200万円くらいと言っていました。

日本で不動産会社で働いていた時は月収30万くらいだったとのことですが、今UAEの不動産会社で基本給+1件販売するとコミッション売値の3%で仕事をしているようです。

1億円の物件を売ると300万円を別途貰えるという事で日本だと絶対にありえない高収入ですよね。

年収だと普通に1億円を超えています。

 

日本の給料の低さは異常だと思っています。

そして日本に住んでいると一山当てるというのがほとんど不可と言ってもいいくらいにチャンスがありません。

低賃金のせいで少子化も進んでおり衰退していく一方の今の日本よりも、
20代、30代、40代くらいの人たちは海外に出てお金を稼いでたまに日本に戻るというほうが生涯所得は遥かに多く獲得できると思います。

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