日本発のICO案件LABOは投資すべきか
すみません。まだ風邪が完治しておらず本調子では無いため情報収集が不足していたようで、
日本発のICO案件であるLABOの登録が開始されたということを、お問い合わせから何件か頂き、その存在を初めて知りました。
このLABOはどう思いますか?という問い合わせがほとんどだったので、少し調べてみました。
結論から言うと、私は投資しません。
その理由を一つ一つ解説していきたいと思います。
私は来週あたりに一つICOをご紹介しようと思っているので、そちらのほうは情報をまとめていますのでお待ち頂ければと思います。
LABO公式サイト https://laboproj.io/ja/
LABOホワイトペーパー https://laboproj.io/wp-content/uploads/2018/01/wp-ja.pdf
このLABOの特徴は簡単に説明するとLINEのようなメッセージアプリで通貨の受け渡しができるというものですね。
日本人にも馴染み深いデザインのUIなので、たしかにこれが実現するならばある程度は普及する可能性もあるかもしれません。
ホワイトペーパーに書かれている内容の通りにお店での導入が進めば、ブロックチェーン技術を用いた決済システムが日本で一気に浸透していく可能性もあります。
では、なぜ投資しないかを書いていきたいと思います。
中村がLABOに投資しない理由
私は、ICOに参加するかどうかの基準としてそこの会社が本当に存在しているのか、事業の進捗状況、パートナー、開発者たちのプロフィール、マーケティング、レーティングなど全て確認してから投資するかどうか決めると以前の記事で書きましたが、このLABOは基準を満たしていない項目が多く危険と判断したため投資しないという判断となりました。
①会社の住所がバーチャルオフィスである
これはLABOの特商法表記ですが、この大阪市北区の住所は同一の住所をいくつかの企業が使っているためおそらくレンタルオフィスと思われます。
別にバーチャルオフィスを使うことは犯罪でも何でも無いのでいいのですが、ICOで何十億円も集める事を考えると、事務所を構えていないというのは少し危険かなという気がします。
バーチャルオフィスって、昔から、情報商材や、MLM、クレジットカードの現金化など少しアンダーグラウンドなビジネスで重宝されてきている歴史があるので、私ならこういった住所を使っているというだけで敬遠しますねw
②代表者の過去のブログ、Twitterなど
代表の松本さんの名前が珍しい漢字だったので、少し検索してみたのですが、何件か本人のものと思われるTwitterやブログなどが出てきました。
直接のリンクは貼りませんが、フルネームで検索したら消してなければ出てくると思います。
「不労所得、レクサス、改造車」などの文言が頻繁に出てきています。
私も車は好きなのでこれは別にどうでもいいのですが、ちょっと心配にはなりますねww
③メディアでの紹介
LABOは下記のようなメディアで紹介されています。
この中だと一番有名なのはフジサンケイグループのSankeiBizでしょうか。
産経、毎日って基本的に広告載せる前の企業審査がありませんからね。
日経、読売、朝日は、企業広告を載せる前に帝国データバンクなどを通じて会社情報を調べるだけでなく、実際に会社の運営実態を調査するために、会社まで調査員が来ます。
それでOKが出てから広告が出稿されます。
ですので、日経、読売、朝日あたりに掲載されているのであれば本物ですが、SankeiBiz程度の所であれば金さえ払えば誰でも記事広告を出稿できます。
おそらく30万円ほど払えば会社紹介もして貰えますので、ここに掲載されたからといって、このLABOが信用ができるというものではありません。
このSankeiBiz以外のは、どこもプレスリリースさえ発行すれば勝手に載せてくれるような所ばかりなのでこれも大したことはありません。
④会社の設立時期とロードマップ
よく調べたところ、この会社の設立は2017年12月なので、会社ができてからまだ1か月しか経ってないんですね。
こちらがLABOのロードマップです。
2016年から構想を練っていたようですが、実際に会社として動き出すまでには長い年月が経っていたようです。
ロードマップの中で注目したいのはLABOの肝であるLABOアプリですね。
2018年度中はα版~β版まで作られる予定であり、実際に稼働し出すのは2019年からのようです。
結論
総合的に判断して私なら投資しません。
しかし、仮想通貨というのはおかしなもので、絶対に成功しないだろうというものが成功したり、これはいけると思っているものが失敗したりと何が起こるかわかりません。
もしかしたら、このLABOもこういったネガティブな情報をバネにして、一気に躍進する可能性もあるかもしれません。
しかし、資本金2円、従業員3名、住所はバーチャルオフィスとなると、ICOに参加するのはちょっと躊躇してしまいます。
今の段階では危険と判断しますね
会社もできたばかりですし、アプリもまだ開発中だと思うので、ロードマップに書かれている2018年Q1にどこかの取引所に上場してから、アプリが公開された段階で手を出しても遅くは無いと思われます。
私もアプリの進捗状況は注視していきたいので、β版くらいになった頃に使えそうなレベルになっていたらジャンピング土下座で参加したいと思いますw
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