コインチェックのNEM流出問題に関して
今回は高みの見物を気取ろうと思っていたのですが、なぜかコインチェックの口座に現金200万円分が入れっぱなしになっていた事に気付いて、低みの見物となっている中村です。
今回のコインチェックから580億円分のネムが流出した問題ですが、なぜかTwitterでは暖かく見守ろう的な発言が多くて驚きました。
私個人的には、もっと叩くべきだと思うのですが、皆さんはどうでしょうか?
そもそも、今回の流出はコインチェックの杜撰な管理から発生した人災だと思っています。
なぜネムをホットウォレットで管理していたのか。
※ホットウォレット・・常時ネットワークに接続された環境
コールドウォレット・・ネットワークから隔離された環境
ネム財団の推奨するマルチシグも導入せず、ホットウォレットに保管するという、まさに起こるべくして起きた人災だと思っています。
会見では、代表の和田氏や、COOの大塚氏から、導入の方向では話が進んでいたみたいな発言がありましたが、君らネムを取り扱いし出してから、どのくらいの月日が経ってるねんと思いました。
おそらくセキュリティー問題を甘く考えて後回しにしていたのでしょう。
日本の取引所だと、QUOINEXあたりはここらへんはちゃんとしています。
色々なブログが出川のコインチェックのアフィリエイトバナーを貼り(報酬1件につき23000円)、会員数もうなぎ上りで増え、国内トップクラスの規模を誇る仮想通貨取引所に成長しました。
コインチェックは、問い合わせしても毎回テンプレの返事しか返ってこなかったり、スプレッドが広く、他社よりも遥かに多い手数料を得ていたりと、私は個人的には好きではなかったので、今までも散々ブログではこき下ろしてきました。
そのような甲斐もあり、当ブログを見ている方はコインチェックユーザーはそんなに多くは無いだろうと信じています。
現在、コインチェックはトレードはおろか出金すらできなくなっており、CoincheckPaymentのサービスの停止も本日発表されました。
全額戻ってくるのか、それとも預けている通貨やキャッシュが毀損されることになるのか。
どうなるかわかりませんが、大株主である代表の和田氏、及びCOOの大塚氏の私財を擲ってでも、返金して欲しいと思っております。
しかし、今回の一連の騒動で、しばらく日本人の新規ユーザーは大きく減ることになるでしょうね。
思えば2014年にMtGOX事件がありましたが、私もあの事件によって、仮想通貨取引は危ないというイメージを持ち、始める時期が2017年と大きく出遅れることになりました。
今まで、ベトナム株、ドバイ株、香港株、マレーシア株、インドネシア株と、ほとんどの人が手を付けないようなリスク商品も誰よりも早く手を出してきた中村ですが、このMtGOX事件は、ちょっとインパクトが強かったみたいで、結局2017年になってやっと始める事となりました。
今回のコインチェックの杜撰なセキュリティ問題によって、もちろん今キャッシュや通貨を預けている方もそうですが、それ以外の人にも間接的に影響が及ぶことになるでしょう。
今年はメルカリなど複数の会社が仮想通貨に参入し、去年以上に盛り上がる1年になると予想していましたが、日本人の新規ユーザーは大きく落ち込むことは間違いないはずです。
悪いことは重なるものですね。
ただでさえ、全通貨が大幅下落している中で、今回のニュース。
他の取引所は今回の問題を教訓に、まずはユーザー資産の保全を第一に、今一度セキュリティーの状態などを見直して、改善すべきところは改善してもらいたいものです。
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