マネックスのコインチェック買収に関して
昨日、マネックスグループが、コインチェックを36億円で買収したと正式発表されました。
マネックスと言えば私もここの口座は持っていますが、株の取引手数料が業界内でもけっこう安いほうなのでユーザー数もそこそこ多く、現在の口座数は176万口座、実際に稼働している口座は約105万口座のようです。
アメリカや香港の会社も買収しているグローバルな会社で海外でもそこそこ知名度はあります。
マネックスがコインチェックを買収した事は仮想通貨業界にとっては大きなプラスに働くと思っています。
まず、マネックスの現在稼働している口座数が100万以上あり、ここからの流入が見込める点。
そしてマネックスグループの代表の松本氏の話では将来的にコインチェックのIPO(新規株式公開)も行っていくとのことですが、
もしコインチェックが株式市場に上場し、株価が上がっていけば仮想通貨に興味を持つ株式投資家も増えると思われます。
このマネックスグループ代表の松本大氏は、仮想通貨に関しては以前から興味を持っていたようで、2014年頃から会社の業務としてビットコインを買っており、その後ビットコイン投資家のロジャーバー氏や、ビットコインコアの開発者ジェレミー・ルービン氏とも会っていたようです。
コインチェックの今回の一連のトラブルはマネックスにとっては降って湧いたようなチャンスだったのかもしれませんね。
コインチェックの口座開設数は約170万と言われていますが、このユーザーがたったの36億円で手に入るわけですから、他の証券会社も出し抜かれたと悔いているかもしれませんw
コインチェックの和田氏、大塚氏という膿を出し、経営陣を刷新することでまずはイメージの回復が急務であるということはわかっているようです。
もしかしたら社名も変えてくるかもしれませんね。
マネックスの話では、現在「みなし業者」であるコインチェックを正式に業者としての登録を進めていくとのことで、6日の会見で、マネックスグループの松本大社長は、2カ月程度で交換業登録との目標を示しましたが、これはちょっと難しいかなと私は思っています。
なぜかと言うと、実は先日参加した仮想通貨のイベントBeyondblocksで個人的にある会社の社長と話をする機会があったのですが、この会社も仮想通貨参入のため交換業の申請を年明け近くに金融庁に出したらしいのですが、返事すら返ってこないとのことでした。
コインチェックの問題以降、交換業の取得がかなり難しくなっているようで、今までなら申請後不備がなければ2か月程度で交換業の取得ができていたところ、一時的に審査がストップしているのかはわかりませんが、全く機能していないようです。
もしかしたら先日記事として書いたLINEやサイバーエージェントもまた認可が下りていないのかもしれません。
マネックスにとっては厳しい船出になるかもしれませんが、こうして新しい証券会社が仮想通貨市場に参入してくることは業界内にとっても間違いなくプラスになるので、今後マネックスの業績次第では、カブドットコムや、松井証券その他の証券会社も新規参入してくるかもしれません。
また新しいニュースが発表されたら随時記事を書いていきたいと思います。
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