日本人の保有率が高いHSBC香港の危険性

HSBC香港。

当ブログをお読みの方の中にも銀行口座を保有している人は多いのではないでしょうか?

私も保有しており、この10年近くフル活用していました。

 

日本でオフショア口座開設と言えばHSBC香港というほど、数多くの口座開設代行業者が存在しています。

おそらくその数は数十社にも及ぶと思います。

 

このHSBC香港のスキームは単に利率がいいからという理由で預けている人も多いですが、投資口座を開設しそこに資金を移動させてからファンド購入というのが一般的です。

おそらく代行業者からもそういったアナウンスがあったはずです。
金額次第では特別なファンドも紹介してくれます。

 

今現在もHSBC香港の口座開設をオフショア口座と称して勧めている業者が数多く存在しますが、3000ドル~5000ドルもかけて口座開設するメリットは昔は確かにありましたが、今は全くありません。

 

なぜかと言うと、HSBCもCRS(海外口座情報交換制度)の対象にすでになっており、特に税務当局が目を光らせている銀行の一つとなっているからです。

 

海外口座情報交換は年に1度、CRS加盟国同士で行われますが2018年10月に行われた交換で、税務当局は55万件の海外口座情報を取得しています。

名前、住所、口座残高、受取利息など全てが把握されています。

 

これはあまり知られていませんが、国外財産調書を提出している人はわずか9000人あまりで、今回税務当局が海外口座55万件の情報を取得していることからも、ほとんどの人が申告をしていないことが明らかとなっています。

 

今年は大量の税務調査が行われるんだろうなと思っていますw

特に目を付けられている日本人の口座開設の多いHSBC香港は、かなり危険かなと思っています。

 

HSBCだけでなく、他に人気の高かったオーストラリアの某所も、今は開設に納税情報やマイナンバーなどを提出する必要があるため高い手数料を払ってまで下手に作らないほうがいいかと思います。

今はメリットよりもリスクのほうが上回っています。

 

アジアだけで見ると今人気が高いのはインドネシアで、プライベートバンクならばCRSの対象外です。

HSBC香港のプライベートバンクもたしかに過去には内容としてはエグイものはありました。

 

しかしインドネシアのプライベートバンクは回ってくるファンドや案件もアジアの中でズバ抜けています。

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