SwissBorgJapan(スイスボーグジャパン)が解散した件

SwissBorgJapanが解散したようです。

代表の谷上氏はスイスボーグから離れ、今後はスイスボーグへの1投資家に戻り、アイコン的存在だったAmberChook氏も7月で退職し、ZebraGlobalというブロックチェーンのPR会社を立ち上げてCEOになっています。

 

SwissBorgはこれで事業が終了というわけではなく、アジア圏での展開は一旦終了し、今後はスイスボーグの本体のみでヨーロッパ圏での展開に集中させるとのことです。

 

おそらくこの解散はビットポイントのハッキングが影響しているのではと私は思っています。

今年になり楽天、ディーカレットの2社が交換業登録となりましたが、あの事件以降新規承認が完全にストップしてしまっています。

スイスボーグも日本で交換業登録申請を1年半以上前から行い、日本での展開を切望していただけに、さすがに心が折れたのでしょう。

 

実は日本の他の交換業登録申請を行っている企業の経営者と最近話す機会があったのですが、やはり順調に認可が進むと思っていた矢先にあの事件で、もう見込みが無くなったので日本での展開を諦めようかと思っているという事を聞きました。

交換業の新規登録が開始されるまで待てばいいじゃないかという声もあるかもしれませんが、ブロックチェーン業界は移り変わりが激しいというだけでなく、この会社も毎月運営費が3千万くらい垂れ流している状況で、先が見えない中、年間3億以上赤字を垂れ流すと本業にも支障をきたすため、そろそろ限界が来ているというのが本音だと思います。

 

もう今の状況下だと日本で交換業登録を待つよりも、金さえ払えばライセンスが取れるエストニアあたりに本店を作って、そこから事業を開始するほうが資金面、スピードなどあらゆる面で合理的かもしれません。

スイスボーグは私もホルダーで今回のジャパンの解散は残念ですが、日本の取引所の相次ぐハッキング事件を見るともう日本市場にこだわる必要は無いのかなと思っています。

 

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