2020年に投資する、またはビジネスを行う世界で最も優れた国
今は新型コロナウイルスの影響で、投資すべきタイミングでは無いことは当然の事です。
ただ海外のリサーチ会社が興味深いデータを発表していたので共有したいと思います。
2020年に投資をすべき国、そしてビジネスを行う上で優れた環境の国に関してのランキングです。
下記がそのランキングとなりますが、実は個人的に注目している国が2つあります。
フィリピンとチェコ共和国です。
ランク
|
国
|
総合得点
|
経済的安定
|
政府の政策
|
熟練労働力
|
制度的枠組み
|
教育と研究
|
市場ポテンシャル
|
貿易の開放性
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | シンガポール | 86.0 | 78.2 | 69.79 | 66.48 | 99.81 | 97.04 | 95.99 | 95.3 |
2 | イギリス | 84.4 | 72 | 68.74 | 65.48 | 98.38 | 96.25 | 95.61 | 95 |
3 | ポーランド | 83.3 | 70.5 | 67.52 | 65.36 | 95.95 | 95.42 | 95.23 | 93.6 |
4 | インドネシア | 82.9 | 70.3 | 67.21 | 64.85 | 95.56 | 95.2 | 95.23 | 92.5 |
5 | インド | 82.4 | 70.1 | 66.96 | 64.63 | 95.3 | 95.01 | 93.67 | 91.7 |
6 | オーストラリア | 82.3 | 69.9 | 66.3 | 64.63 | 95.19 | 94.95 | 93.67 | 91.5 |
7 | フィリピン | 81.5 | 69.8 | 62.54 | 64.61 | 94.98 | 94.88 | 92.84 | 91.3 |
8 | アメリカ | 81.2 | 69.8 | 61.01 | 64.59 | 94.73 | 94.51 | 92.79 | 91.2 |
9 | マレーシア | 81.0 | 69.5 | 60.64 | 63.89 | 94.71 | 94.51 | 92.79 | 91.1 |
10 | チェコ共和国 | 80.5 | 68.3 | 60.12 | 63.07 | 94.54 | 94.49 | 92.73 | 90.8 |
11 | フランス | 80.1 | 68.2 | 59.46 | 61.88 | 94.42 | 94.25 | 92.54 | 90.5 |
12 | アラブ首長国連邦 | 79.4 | 66.9 | 57 | 61.73 | 94.21 | 93.56 | 92.33 | 90.4 |
13 | アイルランド | 79.0 | 66.8 | 56.68 | 60.87 | 93.9 | 93.22 | 91.85 | 90.2 |
14 | オランダ | 78.4 | 66.6 | 55.27 | 60.8 | 93.57 | 93.02 | 90.43 | 89.8 |
15 | フィンランド | 78.2 | 66 | 55.22 | 60.65 | 93.56 |
シンガポールが今から投資すべき国かどうかは疑問がありますが、ビジネスを行う拠点として適している国という部分は確かに一理あります。
4位のインドネシアと、5位のインドに関しては新型コロナの影響で株式市場が暴落していますが、長期で見ると伸びしろはかなりあるでしょう。
私が個人的に注目しているのは7位のフィリピンと10位のチェコ共和国です。
まずフィリピンに関しては不動産投資は今からすべきではないです。
不動産価格が上がり過ぎており、BGCやマカティあたりの不動産は現地の人の賃金ではとても借りることができなく、外国人頼みになっていますが、借り手がそこまで多く無く空室リスクが非常に高まっています。
ただビジネスに関しては大きなチャンスがあると思います。
例えば、これは私自身が温めていたビジネスの一つですが、フィリピンで健康関連のビジネスは非常に有望なのではないかと思っています。
現地の人たちの食生活を見ているとほとんど野菜を食べず、ジャンクフードが主食となっています。
これは実際にフィリピンに行った事がある人ならわかると思いますが、小太りの人がかなり多いです(笑)
ただ、ここ2,3年程度の間に急速に健康志向の人が増え始めている印象があり、アヤラモールやSMモールなど国を代表するショッピングモール内に健康食品の専門店などが次々と入り始めています。
すでに同じ東南アジアのベトナムで日本産の健康食品がかなり現地で売れ始めており、フィリピンに関しても、同じ流れが来るのは間違いないと思っています。
次にチェコ共和国。
ここは2012年頃に一度現地に視察に行きましたが、実はハイテク関連に強く、中でもナノテクノロジーに関しては世界でも有数の技術を持った国です。
国を挙げてナノテクノロジー系の企業を支援しているのですが、世界初の卓上型電子顕微鏡は1954年にチェコ第2の都市ブルノで発明され、現在も世界の電子顕微鏡の3分の1はチェコ製とその素地は元々持っていました。
ナノテクノロジーはさまざまな分野へ応用可能なことから、事業成功のためには、海外におけるビジネスパートナーの発掘が欠かせませんが、実はそこに大きなビジネスチャンスがあると思っています。
コロナの収束が一体いつになるのかはわかりませんが、日本企業や中国企業とのビジネスマッチングの手伝いはしたいなと思っており、色々構想は練っています。
上記ランキングに載っていないマイナー国家にもいくつかチャンスのありそうな国は調べあげており、個人的なランキングをそのうち公開したいなと思っています。
話題になっていない国、本当はそういった国にこそチャンスがあり、このコロナによる自粛期間中は、世界196カ国を細かく調べていく事に私は時間を費やしています。
当サイトはあくまでもチラシの裏程度の感覚で見て頂ければ幸いです。投資にはリスクがあります。私は一切責任が持てませんので、必ず自己責任でよく考えてから行って下さい。