日本の英語教育の問題点
日本では中学、高校、大学と10年近く英語勉強がカリキュラムに入っていますが、世界的に見ても英語が全く喋れない人の割合が多いグループに含まれています。
実は東アジアで見ると、TOEICの平均スコアは日本は中国、台湾、香港、韓国より下に位置しています。
日本政府も日本の英語レベルの低さはわかっており、このままではグローバル社会で通用しないとして最近では小学生からの英語が必修化されました。
では、日本の英語教育のどこがダメだったのか?
これは単純でリーディング、ライティングしかやってこなかったからです。
英語学習において本当に必要なのはリーディング、ライティングではなく、スピーキング、リスニングとなります。
読む、書くではなく、話す、聞くが重要であるという事です。
学生時代を思い起こすと、おそらく多くの人はひたすら英語の文章を書く、文章を読むという練習をしたと思います。
しかし話す練習や、聞く練習はしましたでしょうか?
たぶんほとんど無かったはずです。
東南アジアのフィリピンは母国語はタガログ語です。
しかし国民の9割以上は英語がペラペラです。
なぜこれだけ多くの人が英語を話せるのか?というと、小学生の頃から授業は英語で行われ、そして授業で英語を話す機会が設けられているからです。
数学、理科なども英語で教師が説明し、それに対して生徒は英語で答えます。
みなさんも小さい頃に日本語を習得するために読み、書きではなく、話す、聞くから入ったはずです。
英語学習において効率よく学習するためにはスピーキング、リスニングに重点を置いてみて下さい。
大前提として1200語程度の中学レベル程度の単語だけは最初に学習し意味を理解しておく必要があります。
一般的な単語を学んだ後は机の上の学習ではなく、実際に口と耳を使う勉強です。
具体的にどのようにするのか?ですが、英語は単語の字面と発音が全く違うパターンが多いので、海外の人のYoutubeなどで日本語字幕を起こし、その話し方を真似る事を練習するのが最も良いと思います。
よくサムライアクセントと言われる日本人特有の発音があります。
サムライアクセントはYoutubeだと外国人に通用するみたいに書かれていますが、実際には大半の外国人に通用しません(笑)
何度話しても首をかしげて理解してもらえないと思います。
逆に発音さえよければ文法が間違ってても通用します。
年齢など関係なく、中学レベルの英語でも話せると世界が本当に変わるのでチャレンジしてみて下さい。
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