BRICSの共同通貨に関して

脱ドル、脱西側を決めたBRICSは共同通貨の発足に近づいていて、現在は中国とインドからの政治的承認を待っているというところまで来ています。

もう技術的には共同通貨の準備は完了しているようですね。

来年BRICSを主導する予定のロシアは、新通貨の導入を最終決定するための国際会議を来年度中に開催する予定となっています。

 

共同通貨はデュアルバスケット制で現在の世界の主要通貨よりも安定し、より利便性の高いものになると言われています。

 

バスケット制は改めて説明する必要は無いと思いますが、自国の通貨を複数の外貨に連動したレートにする固定相場制のことを指しています。

BRICSの共同通貨はデュアルバスケット制となっており、これはBRICS加盟国の通貨と為替商品の多様なポートフォリオの両方に固定されることになるのです。

米ドル、ポンド、ユーロなどの既存主要通貨に対して通貨切り下げに対する防波堤となることを目的としています。

 

この共同通貨をもとにBRICS諸国の影響力を拡大し、西側の金融覇権への依存を減らしたいという意向なのでしょう。

ただ日本含めて、中国、ロシアと対立している国は今まで通りドル建ての貿易が続くのでしょうね。

中国も現在は貿易の92%がドル建てで、世界で最もドルに依存している国の1つとなっていますが、これを共同通貨に果たして移行していけるのか、色々疑問はありますw

私はうまくいかない感じはしていますね。

 

 

 

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