匿名通貨の性能ランキング2019
長い間、匿名通貨と言えばZcashとMoneroが代表格でしたが、2019年になりGrin、Beam、ChainLinkなどいくつかのプロジェクトが登場してきました。
プライバシー、セキュリティ、速さ、使いやすさなどで比較したデータが下記となります。
キーテクノロジー | ChainLink | Dash | Zcash | Monero | Grin |
送信者の匿名性 | リング署名 | CoinJoin | ZKP | リング署名 | ミンブル・ウィンブル |
受信者の匿名性 | リングCT | なし | ZKP | RingCT | なし |
転送量の秘匿性 | Bulletproof | Denomi | ZKP | Bulletproof | PerdesenCommitment |
Trusted initialization | 不要 | 不要 | 必須 | 不要 | 不要 |
TPS | 1000件 | 50件 | 7件 | 20件 | 50件 |
取引確認の時間 | 3秒 | > 1時間 | > 1時間 | > 1時間 | > 10分 |
取引モデル | UTXO +アカウント | UTXO | UTXO | UTXO | UTXO |
スマートコントラクトのサポート | EVM + WASM | サポートされていません | サポートされていません | サポートされていません | サポートされていません |
コンセンサスメカニズム | EBFT | PoW–X11 | PoW –Equihash | PoW –CryptonightV7 | PoW –CuckooCycle |
結論から言うとあらゆる面でChainLinkが一歩抜けており、ミンブルウィンブルの搭載によって話題となったBeamやGrinは匿名性においてはZcashやMonero、ChainLinkに劣るという事です。
特に気になるのは受信者の匿名性ですが、DashとGrinは送信者のプライバシーは保護しますが受信者は一切保護されていません。
TPSや取引確認の時間もChainLinkが群を抜いています。
このEOSに匹敵するTPSは将来的にマルチチェーンアーキテクチャが使用される場合、さらに向上することが予測されます。
数あるプロジェクトの中でChainLinkの匿名性技術は現状では頂点であると言えます。
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