日本人が騙されやすい投資案件
先日、東京ビッグサイトで開催されていた資産運用EXPOに行ってきましたが、
7割近くは不動産投資に関して、2割は太陽光発電に関して、残り1割が仮想通貨やその他案件のブースとなっていました。
もう今更言うまでもないですが、国内の不動産投資は旨味が全くありません。
キャピタルゲインも狙えないどころかインカムもせいぜい良くて年間3~4%程度。
個人的に唯一チャンスがあるとしたら、西表島ぐらいかなと思っています。
あの世界でも有数の海の透明度と自然環境はリゾート開発が進めば、アジアからいくらでも観光客が押し寄せてくると思うのですが、地元住民のリゾート開発反対運動が何度となく起こっているので、今は厳しいかもしれませんが、将来的にあそこの土地はワンチャンあるかなと思っています。
どちらにしても少子高齢化で人口が減少している国の不動産投資は、先細りになる事は明らかなので、世界に目を向ける必要があります。
今回、私が資産運用EXPOに参加して、一番驚いたことは「太陽光発電」のブースが乱立していて、さらにセミナーも満席で立ち見がでるほど盛況だった事です。
個人的に、太陽光発電の投資は情報弱者の人が一番好む投資だと思っています。
これ堅い投資でもなんでもなく、ハイリスクローリターンの投資となっている事を知らない人が非常に多い印象です。
まず売電価格は年2円程度ずつ下がっており、ローンを組んでいる人は売電収入だけでは賄えてない人が現時点でも多いです。
売電価格は今は24円/kwhですが、経済産業省の話では今後11円/kwhになるまで下がると言われており、これから開始してももう損しかしない投資になっています。
ちなみに今から10年くらい前は40円を超えていたので、この頃から始めていた人はある程度利益を得ることができていたと思います。
太陽光発電業界は一時の流行りで業者が乱立しており安値競争から、資金繰りが厳しくなり倒産する企業が右肩上がりで増加しています。
帝国データバンク・太陽光発電業者の倒産件数推移
数百万入金した後に倒産してお金が戻ってこないというケースも増えています。
私の知り合いの会社も太陽光発電は全く儲からないからと別の事業へ鞍替えしていました。
今後、売電価格がピーク時の4分の1まで下がり、投資額を何十年も取り戻すことができず、ローンすらも賄えないようなものに何百万も投資するのはお勧めはできないです。
資産運用EXPOの太陽光のブースで若い夫婦などこれらの人生の人たちも数多く見入っていたので心配な所です。
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