ビットコインに影響を与える可能性のある量子コンピュータが登場
「Googleのスーパーコンピュータは現在53キュビットを持っています。
しかし、ビットコインや他のほとんどの金融システムに影響を与えるためには、少なくとも約1500キュビットが必要である」
こちらはカルダノのチャールズホスキンソン氏が、Googleの53キュビットを持つスーパーコンピュータに対して出したコメントです。
キュビットとは量子コンピュータの情報単位(qubit)の事を指します。
上記のチャールズ氏のコメントはGoogleの最新のコンピュータでも、まだまだビットコインにとっては脅威ではないという意味合いが含まれているのでしょう。
IBMも昨年から企業や研究者向けに53キュビットの量子コンピューターをクラウドで提供し始めています。
ちなみに、この量子コンピュータの処理能力は2桁キュビットのもので、従来のスーパーコンピューターで1万年かかる計算がわずか3分で完了するレベルとなっています。
しかし、ここにきてこの業界に、桁違いの処理能力持つ量子コンピュータを開発する企業が登場しました。
光子ベースの商用量子コンピューターを開発するシリコンバレーにある「PsiQuantum Corp」です。
PsiQuantum社が開発中の量子コンピュータは100万キュビットを搭載する予定で、すでにマイクロソフト、ブラックロックなどから200億円以上の資金が入っています。
そして実用的なプロトタイプは数年以内に稼働との事です。
この100万キュビットという処理能力は、ほぼすべての産業を再形成するのに十分な処理能力であり、ブロックチェーンの暗号を簡単に解読できるレベルとなっています。
今後、ブロックチェーンのプロジェクトは量子コンピュータへの対策は必須となってくるでしょう。
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