スリランカがデフォルトした話

スリランカがデフォルトした話

スリランカがデフォルトした話は知っている人も多いかもしれません。

私も経済特区のPortcityに投資していたので、今年最初頃に訪れた経済危機の発表からその動向を注視していました。

大きな要因は中国の一帯一路構想となります。

スリランカは中国から融資を受けて港や空港、道路網などのインフラを整備したものの、期待したほどの利益を得ることなく借金だけが雪だるま式に増えました。

ちなみにスリランカは日本などからも借り入れしていますが、日本の利子は0.7％に対して中国は審査が緩くガンガン貸付していますが3.3%ほど取っています。

そして致命的となったのはロシアのウクライナ侵攻であり、輸入に頼っている石油と食糧の価格が急騰し、政府と企業、家計が耐えられなくなったという事になります。

今どのような状況になっているのか？に関してですが、

直近でスリランカ大統領が命の危険を感じ国外逃亡しています。

物資は入ってこず食料も手に入らず、暴動などが起こり治安も悪化している状況です。

スリランカの今後ですが、IMFが介入し支援の交渉が進むと思われます。

また借金先の国との交渉も行っていく流れになると思いますが、中国はパキスタンやザンビアなどの多くの国々との債務交渉に直面していますが、甘い顔はしないというスタンスを見せているのでどうなるかわからないですね。

一帯一路構想で借金漬けにされている国は他にもあり、今後同じような国が出てくる可能性はありそうですね、、、