日本企業が中国市場で稼げない理由

私の知る限り中国に進出してうまくいっている会社はほとんど無いですね。

1つに、自国に有利な条件にし過ぎているためだと思っています。

 

中国に進出する場合、基本合弁会社となり現地企業と利益を分配するような形となっています。

独資企業だと中国の労働力、販売ルート等が使いにくいばかりか中国当局との交渉で不利になるので、外資規制もありますが基本的に日本から進出している企業は合弁ばかりとなっています。

日本から進出した企業の撤退は2007年あたりから増えていますが、撤退時には基本的に技術や情報は中国当局に持っていかれてしまいます。

これは本当に大きなリスクで、中国はマーケットの大きさのわりに進出リスクが異常に高いんですよね。

 

日本の得意な分野のゲームも中国ではそんなに進出が進んでいないのです。

これも特殊な事情があり、例えばスマホゲームの場合AppleのApp Storeで手数料が30%かかり、中国のテンセントのプラットフォームを使う場合手数料が55%も掛かります。

テンセントを使わないとスケールが難しいのです。

つまり手元に入る収益はわずか15%となります(笑)

そこから諸経費を差し引くといくら残るのかわかりません。

 

最近では中国のゲームメーカーの日本進出は進んでおり、原神だけでも日本で年何百億も稼いでいますが、本当にやりたい放題されているわけです。

不動産に関しても、外国人は中国の土地の所有や開発が一切行えないわりに、日本では中国人が日本の不動産、土地を買い漁っていたりと本当にあらゆるところで不公平すぎるんですよね、、、

 

貿易収支でも対中国ではずっと年数兆単位での赤字ですし、日本企業は中国に夢を見すぎな気がします。

インド、インドネシア、メキシコ、そしてその次に続くナイジェリア、トルコ、パキスタン、エジプトなどGDPで現在の日本クラスまで伸びると言われている市場に先に手を伸ばしていくほうがよっぽど利口だと思っています。

なぜかそこに気付かずに未だに中国に進出したがるんですよね、、、

 

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