2020年のブロックチェーンの10の予測
ZBグローバルシンクタンクが発表した2020年のブロックチェーン業界の10の予測です。
■1、中国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)を開始
習近平主席が演説の中で、ブロックチェーンは未来であり、ブロックチェーンは中国主導の技術になると発表した事からもこれは間違いないかと思います。
■2、Facebook Libraは非常に限られた機能で起動
米国や欧州の規制当局の強い圧力によって、未だにサービス開始のメドが立っていません。しかし、すでにパートナー企業も発表されており2020年に可能な範囲でのサービス展開は予測されます。
■3、ビットコインETFは2020年にはまだ承認されない
ZBグローバルシンクタンクの予測ではETF認可は2020年も無いだろうという話です。
これは様々な意見がありますが、私は2020年に認可はあり得るかなと思っています。
■4、安定コインの隆盛
すでにビットコインの取引高よりもUSDTのほうが上回っている状況からも、間違いないでしょう。
フィアットにペッグされたもの以外に鉱物など種類も増えてきています。2020年はさらに市場が拡大するものと思われます。
■5、DeFiとオープンな金融エコシステムの成長
Defiとはブロックチェーン技術を用いた金融サービスの事です。
レンディングサービスもその一つであり、今ベンチャーキャピタルの投資先としても最も注目されている分野となっています。
■6、Ethereum 2.0は引き続き開発
2020年初頭に予定されているイーサリアム2.0のフェーズ0。
PoWからPoSに移行となり、大幅なアップグレードで既存のイーサリアムの1024倍のスケーラビリティを持つようになると言われています。
■7、Lightning Networkの採用が拡大
高速トランザクション、安価な手数料などで注目を集める技術。
即時決済で店舗などでの利用が期待されます。
■8、拡張されたプライバシーツールとオラクル
ブロックチェーンとインターネットの橋渡しとも言われるオラクル。
プライバシー問題に関してはEnigma(エニグマ)がカギとなってくると思われます。
■9、ブロックチェーンプロトコル間の相互運用性の向上
ブロックチェーンからブロックチェーンなどプロトコル間の情報の伝達がさらに向上していくという予測です。
Polkadotなどがもろに対象のプロジェクトですね。
■10、より多くの規制当局がワイオミング州の法案の例に従う
仮想通貨を通貨として定義した法案が可決したアメリカの中でも仮想通貨にフレンドリーな州であるワイオミング。
2020年は仮想通貨を個人資産と見なしたこの決定に多くの規制当局が従うというものです。
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