BTCが法定通貨となったエルサルバドルは移住に適しているのか
中央アメリカに位置する国「エルサルバドル共和国」。
国土面積は2万1,040平方kmと日本の四国よりわずかに大きい程度の小国です。
今そのエルサルバドルがビットコインを法定通貨としたことで大きな話題となっています。
すでにビットコインにキャピタルゲイン税が掛からない事が発表されており、ビットコイン投資家のための永住権の提供も発表されています。
ビットコイン投資家の中にはエルサルバドルへの移住も検討されている人もいるかもしれないので、どういった国なのかまとめておきました。
■人種
650万人の人口のうち90%はメスティーソが占めており、白人が9%、残りは先住民族となります。
メスティーソとは白人とラテンアメリカ先住民の混血を指します。
見た目としてはこのような感じです。
■食文化
トウモロコシ食文化圏であり、ププサスと呼ばれる独特の国民料理がある。
他にはポヨカンペーロなどのフライドチキンチェーン店が有名である。その他にはトルティージャや、タコス、タマレスなどの料理が食されている。
国民全般ちょっと肥満気味なので油を多用、高カロリーな食事を好む傾向があるようで、以下がその例です。
■街並み
首都のサンサルバドルがこのような感じで、コロニアル様式の建物が多いように感じますね。
エルサルバドル最大のショッピングモールはこちらです。
100を超えるショップやレストラン、銀行や郵便局も入っています。
■物価
平均年収は約44万円で日本の約10分の1です。
物価は、思ったほど安くはない。
ローカルの食堂で約200円~400円。マクドナルドなどのチェーン店は日本と同じくらい。
宿もサンサルバドルの安全な場所に限定すると1泊約1万円弱くらい。
■不動産
エルサルバドルは外国人でも不動産を所有する事ができます。
首都のサンサルバドルの133平米、3ベッドルーム、3バスルーム、2台分駐車場付きの中古コンドミニアム販売価格で約2000万円くらいです。
首都から外れた町で新築150平米、2ベッドルーム、1バスルーム、2台駐車場付きで約800万円です。
賃貸だと家族向け140平米、3ベッドルーム、3バスルームで月8万円くらいとなります。
■治安
世界一悪いと言っても過言ではありません。
殺人発生率はベネズエラやホンジュラスを抜いて世界一で10万人あたり100人程度と言われています。
強盗、強姦などが横行、またメディアであまり報道されていませんが、コロナウイルスの発生元がアジア(中国)であることからアジア人への嫌がらせも横行している状況です。
3か月前にはこんなニュースも出ていました。
ただ唯一、エルサルバドル内にスチトトというリゾート地があるのですが、ここだけは別次元に治安が良いです。
■結論
結論から言うと移住は止めたほうがいいというところですw
キャピタルゲイン税が掛からない国であれば、シンガポール、マレーシア、ドバイなど他にもっといい国がいくらでもあるので、わざわざギャングが多く、治安がむちゃくちゃ悪いエルサルバドルに移住するメリットは何ひとつありません。
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