ドバイの気を付けるべき不動産

ドバイの気を付けるべき不動産

最近日本の友人から聞いた話なのですが、ドバイのクリークハーバーという地域の不動産購入ツアーが日本で大盛況であるとの事でした。

ツアーを組んでドバイまで行き、クリークハーバーで実際に不動産の視察を行い手付金を入れて契約をするという流れのようです。

ドバイクリークとは、ブルジュカリファを超える高さの建物(Dubai Creek Tower)ができるとして過去に話題になったドバイの1つの地域の事です。

将来的に、いつかこのドバイクリークタワーができるから、この近隣の不動産を買っておけばいいというのが営業文句のようです。

私はドバイ最大のデベロッパーであるEMAARにも知り合いがいますが、正直このクリークハーバーは今の時点ではお勧めできないです。

ちなみにドバイクリークタワーの着工は色々な要因によって長らく延期されており、いつ完成するのかも現時点では未定となっています。

裏側の話をすると、EMAAR社は将来的に値段が上がりやすい物件に関しては販売店への報酬を3％に設定しています。

逆に懸念のある物件は5％以上～に設定しているのです。

ちなみにクリークハーバーの物件は7％に設定されており、数を多く売ればその販売報酬は最大10％程度まで上がってきます。

単純に1億5000万円の物件を売れば1500万円の販売手数料が手に入るという事になります。

目が利いた海外の投資家たちは今このクリークハーバーの物件を買っている人はいません。

どこを買っているかというと、やはりダウンタウン、そしてもう一つはビーチフロントです。

言い方は悪いですが情報弱者の人たちがこのクリークハーバーに手を出しているという事になります。

不動産は変な物件を掴まされると売りたくても売れない、買った時よりも安い値段でないと売れないというのはよくある話なので
充分にお気を付けください。